世界に愛があるかぎり
短編(No.01)ローズ×シンジュ
パチッ。 「王手です。私の勝ちですね」 得意顔のシンジュ。 「・・・・・・」 (くやしい・・・) えっち1回お流れだ。 勝つつもりで下着も付けずに勝負に挑んだ。 下心で目が曇り・・・惨敗。 「で?お望みは?」 くやしさを押し殺し、余裕の笑顔で尋ねるローズ。 「・・・今日一日、私の傍から何があっても離れないこと」 「え?」 耳を疑うシンジュの言葉。 ドキドキ、バクバク、胸が弾む。 「・・・もうすぐ12時過ぎですから今日も終わりですけどね」 そう言われて時計を見る。 PM11:50。 有効期限はあと10分。 「!!何よ!期待させといて!」 がっかりだ。文句を言わずにはいられない。 「たまにはいいでしょう。このぐらいの意地悪」 「・・・私に意地悪しようなんて100年早いのよ」 (そんなシンジュも好きだけど) 「ねぇ・・・シンジュ」 いつものようにシンジュの背中に抱き付いて、狙うは・・・股間。 「ローズ・・・この手はなんですか」 はぁ〜っ・・・シンジュが溜息をつく。 「お先にいただくわ。どうせ次は私が勝つから」 +++END+++