World Joker

番外編

えっちはふたりでするものだから

コハク×ヒスイ“

赤い屋根の屋敷。夫婦の部屋。
聞こえるのは、ベッドが軋む音と――


「あ・・・はぁ・・・あ・・・」


四つん這いになったヒスイの息遣い。
腰を後ろに引き寄せられる度に、ペニスが膣深く刺さる。
「ふぁ・・・ああ・・・ん・・・」
子宮を押し上げられた時に出る甘い声がヒスイの口から洩れ続け。
溢れる愛液が、男女の繋ぎ目を艶めかしく彩っていた。



「この間は外だったから、ゆっくりできなかったし」と、揺るがぬ美形で微笑むコハク。
ぐちゅっ。ぐちゅっ。ヒスイの膣に絶えずペニスを送り込みながら、話を続けた。
「今夜はたっぷり・・・ね」
「っ・・・ああ・・・おに・・・ちゃ・・・」
「ん?」
「これ・・・はずかし・・・あんっ!!」
喘ぎ混じりにヒスイが訴える。


“エッチな下着で、エッチ”


・・・どうやらこれが今夜のテーマらしい。
「くすっ。すごく似合ってるよ」
そう言ったコハクは、スラックスを適当な位置まで下ろし、シャツの前ボタンを開けているだけだが。
ヒスイは・・・
上下、ほぼ紐のランジェリーを着せられていた。
前回のものと大差なく、紐全体に白いフリルの縁取りが付いたくらいで。
布に該当する部分はない。
左右の乳房は三角ラインで結ばれ、中心の桃色乳首が目立つ。
下半身に至っては、陰部を絞り出すような形で、脚の付け根に紐が食い込んでいる。
「っ〜・・・!!」
この手のランジェリーは、性器を飾り立てられているようで。
裸でいるよりも、ヒスイにとっては恥ずかしいのだ。


可愛い、可愛い、と。ヒスイの肩先や頬、振り向いた唇にキスをするコハク。
「ん・・・んぅ・・・」(あ・・・おく・・・こすれて・・・)
体を寄せられたことで、より亀頭が密着し、子宮の中に快感が入ってくる。
「んぁ・・・」
小さな口の中を、大好きなコハクの舌でいっぱいにしながら、恍惚とするヒスイ。
この快感を逃すまいと、粘り気を増した膣肉がべったりとペニスに張り付いた。
にゅるにゅると、いやらしくうねる膣肉にお腹の皮が引き攣れて。
「ん・・・ふっ!!!」
感じて堪らない。そして。
じゅるりッ!膣肉がペニスを吸い上げ。
「んー!!!!!」
ヒスイもまた、コハクの舌を強く吸って、達してしまった。
「ん・・・ぁ・・・」
口からコハクの舌が抜かれると、そのまま脱力し。
上半身をシーツに伏せた。
オーガズムを迎えた膣を、いつものようにコハクに託す。
「は・・・ぁ・・・おに・・・ちゃ・・・」
よしよし、と頭を撫で、つむじにキスを落とすコハク。
「一回じゃ足りないよね」
調教した本人が言うのだから、間違いない。
後背位のまま、コハクは腰に弾みをつけた。次の瞬間。


「あぁ・・・っ!!!」


突かれて、小さな乳房を振り上げるヒスイ。
大きく背中を反らせると、輝く汗が飛び散り、銀の髪が美しくばらけた。
ずぷんッ!!
ふたたび、肉の中に甘美な衝撃が走る。
「あっ・・・あうぅぅんっ・・・!!」
動くペニスを孕んだ下腹から、快感が駆け上がり。
それがクリトリスと乳首を膨らませて。
脳にまで、到達する。
「ひぁ・・・あ・・・ああ・・・」
瞳が弾けそうな感覚とともに、官能の涙が溢れる。
ぐちっ!ぐちっ!ぐちゅっ!ぶちゅっ!ぐちゅぐちゅ・・・
ヒスイ好みのリズムで抽送が繰り返され。
「あ・・・ふぁ・・・あ・・・」
ペニスに沿って流れているのが、愛液なのか、膣肉なのかわからないほどに蕩けて。
「んっ!!ふ・・・!!!」
コハクに突かれるまま、ヒスイは何度も昇り詰めた。



「は・・・はぁ・・・」
完全に上体を起こし、膝立ちでコハクに背中を預けるヒスイ。
ペニスはまだ膣内にある。
「あっ!!んん・・・っ!!」
「んあぁぁ・・・」
「あっ・・・」
浅かったり、深かったり、程度は様々だが。
いつしか、イクことに抵抗がなくなり。
「あ・・・ふぁ・・・あ・・・」
ヒスイは、己の絶頂液をたっぷりとコハクの先端に纏わせた。
「は・・・はぁ・・・あ・・・」
コハクの腕の中、ビクンビクン、震えながら。
(な・・・んか・・・おっぱい・・・あつくて・・・むずむずする・・・)


触って。揉んで欲しい。


そう口にするまでもなく。コハクがヒスイの乳肉を手中に収めた。
「あっ・・・おにぃ・・・」
全体を優しく握り、指の腹で乳頭を擦る。
「はぁ・・・ん」
程良く熱を散らされ。気持ちよさげに目を細めるヒスイ。
「おにぃちゃぁ〜・・・」
今夜も甘えっ子全開で。上を向いて、キスを貰い。
「ん・・・」
舌で舌を撫でられることに夢中になっているうちに。
「!?」
コハクの中指がペニスの幹に沿ってヒスイの膣内に入ってきた。
「!!っあ!!おにぃちゃ・・・あぁぁ・・・っ!!!」
粘膜ごし、とある1点を少々強めに引っ掻かれ。
「ひぁ・・・っ!!」
透明な淫水・・・潮を吹きながら達して。
「あ・・・あ・・・」
指を抜かれると、勢いはいくらか収まったが、なぜか止まらず。
「ん・・・ふぅ・・・」
ペニスをゆるゆると締め付けながら、ヒスイは度々潮を吹いた。
(きもち・・・い・・・わ・・・たし・・・どうなっちゃうんだろ・・・)
朦朧とする意識の中、思う。



コハクの手でありとあらゆる快楽を覚えて。
セックスの度、我を忘れて溺れてしまう。



そこで一旦ペニスが抜かれた。
「ちょっと休憩しようか」と、コハクがヒスイを仰向けに横たわらせる。
それから、ヒスイの両脚を折り曲げるようにして、股間を露出させ。
自身のペニスで淫らに崩した陰唇を愛おしげに舐めた。
すっかり拡がった膣口に舌を忍ばせ。
(うん、僕の・・・の味がする・・・ずっと挿れっぱなしだったからなぁ・・・)
これまで、わざと射精をしなかった。

・・・鑑賞のために。

「・・・・・・」(綺麗だなぁ・・・)
薔薇が咲いたみたいで。
白フリルの紐ランジェリーが、それを一層引き立てていた。
『R18ヒスイコレクション』として、思わず写真に収めたくなるが。
(万が一、誰かに見られたら嫌だし。これは僕の記憶の中だけにしよう)





「おにぃ・・・ちゃぁ・・・」

弱々しい声でヒスイが呼ぶ。
膣は開いたままだった。
ないものを探して、激しく蠢動している。
「はぁっ!はぁっ!あ・・・」
これもひとつの快感ではあったが、より快感を求める類の快感であり。
この頃にはもう、ヒスイの理性はいずこかへ追いやられていて。
コハクという快感を得ることしか考えられない。
「ここ・・・ここ・・・おにいちゃ・・・」
人差し指と中指を使って、膣口を引き伸ばし。奥の奥までコハクに見せた。
挿入をせがんでいるのだ。
「あう・・・おにぃちゃぁ〜・・・」
「ごめん、ごめん、今挿れるからね〜・・・」
改めてヒスイの上に乗り。
「指、離しても大丈夫だよ」耳元で囁くコハク。
「ん・・・あっ!!」
指の代わりに埋め込まれた亀頭が、ゆっくりと進行してくる。
「あっ・・・ん!!あっ・・・は・・・ぁっ!!」
挿入の間、両手でシーツを掴み。
しきりに腰を揺すっては、咥えかけのペニスをしならせ、悦ぶヒスイ。
視線を漂わせながら、嬉しそうに愛液を滴らせている。



「好きになっちゃったね、ホントに、これが」



コハクは伏せ目がちに笑い。
「嬉しいけどね」と、言った後、ヒスイの顎を掴んで強く唇を塞いだ。






「あっ!あっ!あっ!あ・・・!!!」
子宮を突き上げられる度、コハクへの愛がそこへと凝縮してゆく気がする。
「あ!!おにぃちゃ!!すき・・・っ!!すき・・・ああっ!!」
快感とともに気持ちが昂り。好きと言わずにはいられない。
「あっ・・・すきっ!!」
「すき・・・」
「すきぃっ!!」
コハクは、そのひとつひとつに頷いて。
「僕もだよ」と、毎回キスを添え、返答した。


「あっ!あぁぁぁぁ・・・!!!」


ヒスイはとても幸せな気分で、深く長い絶頂を迎えた。
ビクビクビクン・・・ッ!!
これまでの何倍もの震えがくる。
「ひぁ・・・おにいちゃ・・・あっ!!」
ヒスイの膣が締まり、全力でペニスに圧力をかける、と。
コハクの射精が始まった――
「んぁぁぁぁ!!!」
大量の精液が放たれると同時に流れ込んでくる、いつもの声。


「好きだよ、ヒスイ」






乱れたベッドの上にて。

うつ伏せで余韻に浸っているヒスイの背中をコハクの指がなぞり。
「ね、ヒスイ」
「んー?」
「今回は僕の趣味だけど。ヒスイはどういうえっちが好き?」
「なあに?今更」
変なの、と、ヒスイが笑う。
「うん、まあ、今後の参考に」


えっちはふたりでするものだから


「――ね?」
「今度はヒスイの好きなシチュエーションでえっちしよう」
そう言われて、すぐ傍に腰掛けているコハクを見上げるヒスイ。
「・・・・・・」
(どんなえっちが好きか、なんて、どうせわかってるくせに)
想像したら急に恥ずかしくなり、ヒスイはコハクから目を逸らした。
「リクエストある?」
くすくす笑いながら、コハクが質問する。
ヒスイは赤くなった顔を横に向け。
「お兄ちゃんに全部任せるよ」と、言った。
「了解」
ちゅっ。ヒスイの頬にキス。



「じゃあ、次も楽しみにしててね」

+++END+++

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