裏部屋T No.11
自宅の地下がSM部屋になってました
[前編]
それは、朝。三階建ての家、寝室にて。
ベッドで眠る、麗しき“銀”の男女――
目覚まし時計が鳴り、先に動くのはトパーズだ。
煩わしい電子音を切り、ヒスイを見る。
Zzzzzz・・・
全く起きる気配がない。いつも通りの光景だ。
今日は休日で。本来ならもっと眠っていられる筈なのだが・・・トパーズは仕事である。
しかし、服を着る前にもう一度、ヒスイを抱くつもりだった。
「起きろ」と言っても、起きないのはわかっているので、そのままセックスに移行。
トパーズが上掛けを捲ると、ヒスイは寝返りを打ち、うつ伏せになった。
背中を隠す銀の髪を掻き分け、軽くキスを落とす。
続けて何度かヒスイの肌を吸ったあと、自身の亀頭に浮いたカウパー液を指に取り。
それをヒスイの膣内へ入れた。
ぬちゅ・・・
「ん・・・」
早速膣が蠢き、トパーズの指ごと男の蜜を吟味する。
そして、間もなく発情し。
「はぁ・・・あ・・・ん・・・」
寝惚け半分ながらも、ヒスイは吐息混じりの色っぽい声を出した。
「トパ・・・あ・・・はぁ・・・」
「気に入ったか?なら次はこっちだ」
後ろから腰を持ち上げられたかと思うと、亀頭が膣口を抜け、その先の肉粘膜に食い込んできた。
「ん・・・ん・・・はぁ・・・ッ!!あ!!」
たっぷり愛液を含んでいる襞を押し分けられ。
ぷちぷちぷち・・・そんな音と共に瑞々しい快感が弾け飛ぶ。
「あッ!!はぁ・・・あ・・・あんッ!!」
ブチュッ!ブチュッ!ピストンが始まると。
「あ・ん・ん・あ・・・」
ヒスイの体が前後に揺れ。
「・・・ああッ!んッんッ!あッ!んッふッ!!」
勢いがついてくると、指を咥えてよがった。
「あぁ・・・ん・・・」
ペニスによって巧みに捌かれる膣肉。
裂けたところから次々と快感が生まれ。
「はぁはぁ・・・あッあんッ!!あんッ!あんッ!んん・・・ッ!!」
それをより多くの場所へと拡散させるために、上体をシーツに伏していたヒスイも夢中で腰を振り出した。
「んッんッ!あッ・・・んッ!ふッ!!」
クリトリスと乳首が膨れ上がり。
「あんッ!あッあッ・・・あ・・・はぁッ!!」
夢から醒めぬまま、“気持ちいい”行為に没頭していく・・・
「はぁっ・・・はぁっ・・・」
ゴプッ・・・丸く開いた膣口から、愛液が束になって流れ落ちた。
「あッ・・・んッ!!」
そうしている間にも、擦れ感が一段と強くなる。
絶頂間近なヒスイの膣が縮む反面、トパーズのペニスが大きくなったからだ。
「んんッ!!ふッ・・・うッ!!あッ!!」
ヂュボッ!ヂュボッ!ジュプ!ジュプ!ジュププッ!
ピストンが激しさを増し、子宮に見せつけるかのように膣と濃厚に交わる。
「ふはッ・・・!!あ・・・トパぁ〜・・・もっと・・・おく・・・に・・・」
「欲しいか?」
「ん・・・」
ところが。トパーズは意地悪に笑って。
「この先は帰ってからのお楽しみ、だ」
あえて膣奥を突くのを避けていたのだ。
「わかったな?」
そう言い聞かせながら、ヒスイの腰を引き寄せ。
“この先”を一度だけ強く押し上げた、その瞬間。
「ひッ・・・く!!あ――!!!!」
高々と振り上げたヒスイの尻肉が引き攣れる。イッているのだ。
「!!ふぁ・・・あぁ・・・あ・・・ん・・・」
それから、射精ペニスの脈動にリンクして、ビクン!ビクン!全身を震わせた。
「・・・ん・・・」
トパーズがペニスを抜くと、ヒスイは息を切らしながら、体の向きを変え。
「まって・・・いま・・・きれいに・・・する・・・から・・・」
精液やら愛液やらが絡み付き、もとのカタチがわからないくらいドロドロになっているペニスの先端を舌に乗せ。
「はぁはぁ・・・あむ・・・」
お掃除フェラのつもりで口の中へ引き込んだはいいが・・・
「・・・ヒトの咥えて寝るな、バカ」
トパーズに額を叩かれる。
「・・・れ???今、私寝てた?」
ふぁぁっ・・・大欠伸のヒスイ。セックスの余韻はどこへやら、だ。
「・・・・・・」
類稀なる美少女で、体の具合も抜群だが・・・ヒスイには何かが足りない。
「ひぁ!?ちょっ・・・」
ヒスイをベッドに転がし、「お前はこのまま寝てろ」と、トパーズ。
「そう?じゃあ・・・」
ヒスイは余程眠かったのか、目を瞑った途端、眠りに落ちた。
Zzzzzz・・・
シャワーを済ませ、スーツを着たトパーズが、ヒスイのほっぺを引っ張っても。
「うぅ〜・・・」
痛がる素振りは見せるものの、やっぱり起きない。
トパーズは「2、3時間で戻る」と、告げ。
続けてひとつ、注意をした。
「いいか、地下には近付くな」
2時間後・・・
ドスンッ!ベッドから転落したヒスイが目を覚ました。
「いたた・・・あれ?トパーズ???」
(そういえば、仕事だっけ)
枕元に用意されていたTシャツを頭から被り、立ち上がるヒスイ。
「んーと・・・」
快感の記憶を辿る・・・そのついでに。
「地下がなんとかって言ってたわね」
三階建てのこの家に、地下があるという話はこれまで耳にしたことがない。
「増築したのかな?」
寝室を出て、地下への入口を探す・・・それはすぐに見つかった。
ピアノの置かれたリビングの窓際、観葉植物の隣に、魔法陣。
室内での移動に使われる簡易なものだ。
『近付くな』
そう注意を受けたことは忘れている。
・・・というか、そもそもちゃんと聞いていなかった。
ヒスイは何の疑問も抱かずに、地下へと続く魔法陣の上へ乗った。
「――え?」(なに、ここ・・・!?)
[中編]
転送された先で、ヒスイは茫然と立ち尽くした。
薄暗い室内に設置された拘束具の数々・・・縄や鞭、蝋燭諸々、謎めいた小物も用意されている。
ここは明らかに――SMプレイを目的とした部屋だ。
しかも・・・
(トパーズが二人!?)
どちらも分身であることは、すぐにわかった。
オリジナルは仕事で忙しく、これだけの改装にかける時間はないのだ。
「「丁度いいところにきたな」」
トパーズの分身B・Cが声を揃える。
「「今、完成したところだ」」
にじり寄るトパーズB・Cに、後ずさりするヒスイ。
「完成って、なにが・・・」
「「見ればわかるだろう?SM部屋だ。お前専用の、な」」
「あの・・・えっと・・・」
(トパーズにこういう趣味があったのは知ってたけどっ!!)
いよいよ本格的だ。
緊縛や、ベーシックな大人のオモチャならともかく。
(完全に勉強不足だわ!!私がっ!!)
ヒスイにとって未知な部分も多いSMの世界・・・心の準備は勿論のこと、オリジナルの存在も気がかりで。
できれば今はしたくない。
しかし無情にも。
「!!ちょっと・・・なにす・・・」
分身トパーズB・Cに掴まり。Tシャツを脱がされ・・・
「あ」
首手枷で拘束されてしまった。
革製のベルトが首と手首に巻かれ、それぞれがそれぞれを繋ぐ鎖が伸びている。
簡単に言えば、首輪と手錠が合体したものだ。
ヒスイは、両手首を首に繋がれている状態となり。
上半身の自由を奪われてしまった。その姿はまるで奴隷だ。
それから更に。
「――!?痛ぁっ!!」
お尻を棒鞭で叩かれる。
実際のところ、さほど痛みはなかったが、そう錯覚してしまうのだ。
パシンッ!
「ひぁっ!!あ・・・」
続けて鞭を受け、戸惑うヒスイに。
「そのまま真っ直ぐ歩け」
容赦なくトパーズBが命じる。
「ひぁんっ!!」
お尻を叩かれながら、辿り着いた先には・・・三角木馬。
「な・・・」(なにこれぇぇ!!)
SMプレイ特有の責め具だ。
馬をモチーフとした滑らかな木製ではあるが、その胴体は三角柱。
人を乗せる場所が、端から端まで見事に尖っている。
角度はおおよそ60℃。ヒスイの小柄な体型と用途に合わせ、木馬の脚は通常のものよりかなり短く作られていた。
「そこに跨れ」と、トパーズB。
ヒスイが渋っていると、再び鞭を入れた。
「跨れ、と言っている。それとも、もっと尻を叩かれたいか?」
「っ〜!!跨ればいいんでしょ!!跨ればぁっ!!」
ヒスイは赤面涙目で、三角木馬に跨った。
ヒスイ専用の三角木馬は、高さがない分、長めに設計されている。
「ん・・・」
三角柱を跨ぎ、それから両膝で立つ・・・食い込み具合は自分で調節しなければならなかった。
「う・・・っ・・・んっ!」
首手枷をしているため、バランスを取るのも難しい。
「あっ――」
思った以上に割れ目が沈み、陰唇がニュルッと左右に捲れた。
「はぁはぁ・・・あ・・・っ!!」
鋭い刺激がヒスイの股間を突き抜け。
「あ・・・ふぁ・・・や・・・」(やだ・・・なんで・・・)
木馬の傾斜に沿って、愛液が流れる。膣が好む圧力が加わっているのだ。
その手の計算は理系トパーズの得意とするところである。
「ホラ、腰振れ」
「あんッ!」
パシッ!鞭でお尻を叩かれ、甘い声が出てしまう。
さっきまでは、違っていた筈なのに。ヒリヒリとした感覚が嫌じゃない。
「んッんッ・・・」
トパーズに指示された通り、ヒスイは三角木馬の上で腰を振った。
ヌチョヌチョ、股間から音を響かせ。
「あ・・・んん・・・」
皮肉にも、神に祈りを捧げるようなポーズで。
「あ・・・はぁ・・・トパ・・・」
「そろそろ、こっちへ来い」
そう言葉を発したのは、トパーズC。
ヒスイの向かい、木馬の頭部の方向に立っていた。
「ここまで来れたら、これをやる」と、自身の唇を指す。つまり、キスだ。
「うんっ!」
ヒスイは表情を明るくして。懸命に前進した。
「はぁはぁ・・・あぅ・・・ん」
陰唇は捲れたまま、木肌に擦れ。包皮が剥けたクリトリスは上向きに反っていた。
愛液の粘りが広がる割れ目を引き摺り、ヒスイはトパーズCの元へ到着した。
「きた・・・よ?トパーズ・・・」
「よし、そのまま腰振ってろ」
トパーズCがヒスイの顎に手をかける。
ヒスイは上を向き、嬉しそうに目を閉じた。
「トパ・・・ん・・・ふ・・・」
重なる唇・・・口の中いっぱいに詰め込まれる舌が――甘い。
「ふ・・・はぁ・・・」
脳髄も背筋も痺れて。体から力が抜けてゆく・・・
三角木馬の尖りが、より深くヒスイの割れ目に食い込んだが。
ヒスイは腰を振りながら、トパーズCとキスを続けた。
「んんッ・・・ん・・・」
自分が、“M”として、しっかり機能していることに気付いていない。
「ん・・・は・・・」
しばらくして、トパーズBが動いた。
ヒスイを三角木馬から下ろし、脱力気味なその体を背後から抱きしめた・・・かと思うと。
「ふぇっ?トパ・・・あッ!?」
背面座位で両脚を開かれるヒスイ。
濡れ拡がった肉ビラにトパーズCが唇を寄せる。
「あぁ・・・ッ!!」
ヂュッ・・・熟していたクリトリスを強く吸われ。
腰が抜けそうな快感に見舞われる。
「んんッ・・・あ・・・はぁ・・・あ・・・あんッ・・・!!」
ヒスイの嬌声で、地下室の空気が変わってゆく・・・
ひんやりとしたものから、生々しい熱気が籠もるものへと。
その時だった。
「ふぁっ・・・!?え!?」
視界が真っ暗になり、何も見えなくなった。
目隠し・・・SMプレイ用のアイマスクを着けられたのだ。
「え?え?あッ・・・んん・・・ッ!!!」
驚きもそこそこに、快感に喘ぐ。
トパーズCによるクリトリス愛撫は続いていた。
「あ・・・あん・・・」
舐めたり、転がされたりしているうちに、ヒスイの肉粒はトパーズの舌の上で溶けきっていた。
太腿には汗が浮き。愛される悦びで、度々腰が跳ねる。
もう一度強く吸われたら、達してしまうかもしれない。
それでもいいと思った。
ところがそこで・・・
「!!」
両乳首に痛みが走った。
「やっ・・・なに・・・これ・・・」
「ボディークリップだ」
その名の通り、体の突起を挟むためのものであり。しかも雫型の錘付きだった。
「あぅんッ!!」
勃った乳首が、その重さで下を向く。
じんじんと鈍い痛みがあったが、自分の目で確認することもできず。
ひどく淫らな姿を晒しているように思えて。
同時に、ある種の興奮を覚えた。
「んぅ・・・ッ!!あ・・・」
クリトリスから、トパーズCの唇が離れてゆく・・・
伸ばした舌で最後に少しだけ先端を擽って。
「あ・・・はぁ・・・んッ・・・」
感じたヒスイが息を洩らすのも束の間・・・そこにもクリップを装着させられた。
「んッ!!あ・・・う・・・」(いたいのに・・・なんで・・・きもちい・・・の?)
痛みが快感として、体の中に入ってくる。
その証拠とばかりに、愛液が溢れ出していた。
「はぁはぁ・・・ん・・・」(こんなの・・・おかし・・・)
[後編]
「はふ・・・あ・・・トパーズぅ・・・んッ」
これまでずっと背中を預けていたトパーズBに耳を甘噛みされる。
一方で、クリトリスの錘を引っ張られた。
「――!!ひゃあんッ!!」
外れない程度の力加減でも、刺激としては充分すぎるほどで。
いつの間にかできていた愛液溜りから、ヒスイは腰を浮かせ。そのまま痙攣。
「あ・・・あ・・・」
キュンキュンと空収縮する膣が、絶頂液混じりの愛液を吐き出した。
「イッたか」
トパーズB・C、どちらかわからないが、そんな声がして。
次に聞こえたのは、ビニールテープの音。
「はぁっ・・・はぁっ・・・トパ・・・?」
再び背面座位で両脚を開かれる・・・
後ろから回された手によって、ヒスイの脚は一定の角度で固定されていた。
「?」(お○ん○ん、くれるのかな?)
密かに期待するヒスイだったが・・・その考えは甘かった。
「――!?」(うそ・・・でしょ!?)
膣口に、硬すぎる亀頭の感触。
しかも二つ並んでいる。バイブが二本、まとめて挿入されようとしていた。
「や・・・っ!!そんなの無理に決まって・・・」
今更抵抗したところで・・・遅かった。
「ひッ・・・いッ!!んッ!!あぁぁ・・・ッ!!!」(ふと・・・いっ!!)
奥へくるほどに、脚の震えが大きくなる。
Wバイブの形がお腹に浮き上がってきそうだった。
「んぃ・・・ッ!!」
ヒスイは泣きながらも、歯を食いしばり、挿入に耐えた。
「はぁっ・・・はぁっ・・・こ・・・んなの・・・、こんなのぜんぜん・・・きもちよくないんだからぁっ!!」
この期に及んで文句を言うが。
何とでも言え、と、トパーズB・Cは鼻で笑い。
「「どうせすぐ堕ちる」」
「あッ・・・ふぁッ・・・や・・・あ・・・んッ・・・あッはッ・・・あッ!!」
Wバイブのスイッチを入れられ、人工的に掻き混ぜられた膣肉から、ぶくぶくと官能の灰汁が出る。
「ああッ!!うッ・・・ふッ!!」
分身トパーズによる両脚の拘束は解かれていたが、膣の異様な拡張感から閉じることもできず。
着地点を見つけられない爪先が空中でビクンビクンしている。
「あぁ・・・ッ!!」
喉を反らせた先で頭を振り乱すほど、快感が制御できなくなっていた。
「んあぁぁ・・・ッ!!」
乳首とクリトリスが、今にもクリップを弾き飛ばしそうなくらいに腫れ上がっている。
「んふぁ・・・あ・・・あぁぁッ!!」
「・・・・・・」
こちら、オリジナルトパーズ。
帰宅後、ヒスイの顔を見に、ベッドルームへと足を運んだが・・・いない。
「・・・・・・」
行き先には、当然心当たりがある。そこで何が行われているのかも。
「あのバカ」
魔法陣を使う間も惜しんで、瞬間移動。
SM部屋にオリジナルトパーズが姿を現した。
「・・・・・・」
分身は消しても、SMグッズは残る。
ヒスイの体には、アイマスクと首手枷、ボディークリップ、それから・・・バイブが二本。
トパーズはまず、ヒスイの膣を歪に拡げていたWバイブを抜き。
ペチッ!額を叩いた。
「はぁはぁ・・・トパー・・・ズ?おかえり」
「・・・おかえりもクソもあるか」
この状況で、よくそんなことが言えると思う。
ヒスイらしいといえば、ヒスイらしいのだが。
「・・・・・・」
トパーズはスラックスを下ろし、正面からヒスイにペニスを挿入した。
「あ・・・」
ずぷずぷずぷ・・・
弛みきった膣肉の中に本物の亀頭が入ってくる。
「ん・・・」(なんかもう・・・)
ヒクヒクと反応はしているが、締める力は残っていない。
それでも、ペニスを挿れられるのは気持ちが良くて。感じずにはいられなかった。
「あ・・・はぁ・・・」
「ココまでバカになったか」と、トパーズ。
ゆる過ぎる――と言って、ヒスイの唇を塞ぎ、そのまま腰を使い始めた。
「ん・・・ぅ・・・」
ゆっくりと出し入れしながら、雁首でヒスイの肉襞を整えてゆく・・・
「ん・・・ふぅ・・・ッ!」
そこは滅茶苦茶に乱れていて、途中何度もペニスに絡まった。
「何でも咥えるから、こうなる」
「っ・・・だって・・・んッ・・・」
言い訳は許さないとばかりにヒスイの唇を吸い。
「ん・・・ぁ・・・」
離れる唇と唇の間、泡粒つきの糸が引く。
「・・・躾け直してやる」
そう言いつつも、ピストンは緩やかで。
言葉でなじりながら、優しく愛す。
「あ・・・くぅんッ!!」
ズチュッ・・・ズチュッ・・・
「あッ・・・はぁ・・・トパぁ・・・んッ・・・んんッ」
ヒスイの股間からトパーズが腰を上げると。
ペニスの根元から愛液が伝い、それが膣の中へと戻ってくる。
「あ・・・んぅッ!!」
ゾクゾクするような快感。
これを繰り返しているうちに、愛液が粘りを増して、膣とペニスを強く結び付けていった。
「ふぁ・・・んッ!!」
トパーズの腰と一緒にヒスイの腰も持ち上がる。
「あッはッ・・・トパぁ・・・あ・・・あッ!!あッあッあッは・・・ッ!!」
ブチュルルル・・・ッ!ブチュッ!ブチュッ!
凹と凸をひたすら組み合わせ、しばらく腰を振り合ってから。
トパーズは亀頭をヒスイの子宮口に引っ掛け、中を揺らした。
「っあッ・・・そこ・・・い・・・ッ!!」
堪らないといった様子でヒスイが喘ぎ。
「あ・・・あぁぁぁぁッ!!」
次の瞬間、達する。追ってトパーズが射精した――
「ひぐッ・・・あ・・・!!あー・・・!!」
愛液で濡れたペニスの先から精液が噴出し、今度は子宮を濡らしてゆく・・・
「あぁッ・・・あッ・・・あ・・・あ・・・」(すご・・・いっぱい・・・でてる・・・)
bath time・・・
広い浴室の一番奥に大きなバスタブ。
同じ壁面にガラス窓があり、湯船に浸かりながら、外の景色を見ることができる。
アンティーク調の綺麗なタイル張りで、お洒落かつ、温かみのある造りになっていた。
すべてから解放されたヒスイは、バスタブの縁で両腕を組み、その上に顔を乗せている。
その傍らで、トパーズが髪を洗っていた。
「疲れたぁ〜・・・」と、ヒスイ。
「当たり前だ」
地下の件は、聞いていないことを前提に忠告したのだ。
ところがそれを中途半端に聞いていて。勝手に解釈した挙句・・・あの様だ。
「留守番もマトモにできないのか、お前は」
「う・・・だからそれは、ごめんって・・・」
でも――と、ヒスイが続ける。
「色々されて驚いたけど、そんなに嫌じゃなかったかも」
「・・・・・・」
トパーズは手を止め、ヒスイを見た。
「全部トパーズが作ってくれたものだから、愛着が沸くっていうか・・・」
「・・・・・・」
いつもながら、愛の方向性がおかしい。
「アレ※Wバイブ※だって、もう少しで好きになれそうだったのに」
「二本挿しを好きになってどうする、バカ」
トパーズはそう言いながら、シャンプーの泡がついた銀髪を掻き上げ、ヒスイとキスをした。
「・・・ダメな女」
「・・・そうかも」
(だが・・・)
それでいい。
どんなにダメな女でも。
オレだけは、愛してやる――
+++END+++
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