―外伝―
TEAM ROSE
[ 24 ]
「ひあ!?」
突然ひっくり返されるヒスイのカラダ。
仰向けからうつ伏せになり、腰を持ち上げられ。
そしてまたペニス送りが始まった。
ぬぶッ・・・ぬぶッ・・・
「あッ・・・あッ・・・」
ヒスイが甘い呻きを漏らす中。
続けてコハクJr.が言った。
「“僕”のこと、ずっと覚えてて欲しいんだ」
「これなら、忘れられない――でしょ?」
コハクJr.は、どうやら生来のSっ気を隠す気がないらしい。
「っ!!」
ヒスイは何も言い返せず。
クラクラ、眩暈。我慢をしすぎたようだ。
媚薬ペニスによる疼きと、それを快感へと昇華するペニス、この二つが常に混在していて。
本当のところ、どうしようもなく気持ちがいいのだ。
「ふぁ・・・」
二本のペニスにたっぷりと掻き回される膣。
ヒスイが堪らず目を細める。
「いい子だね、よく濡れてる」
動かしやすいよ――と、コハクJr.
「あ・・・はぁ・・・あん・・・」
8の字に拡がった膣口から溢れる愛液は、いつもより多く泡を含んでいた。
「あッ!おにいちゃ・・・!!」
二本のペニスに、ぐにゅぐにゅと追い回される子宮が快感を孕み。
「はぁっ・・・はぁっ・・・あ・・・あ・・・」
否が応でも、昂ぶってしまう。そこで。
コハクJr.が二本のペニスを巧みに操り、ヒスイの膣を大きく捩った。
ぐりゅうぅぅ・・・ッ!!
「あッ!!あああ・・・ッ!!」
襞という襞が巻き込まれ、膣が変形する強い刺激に、絶頂せずにはいられない。
「はぁ・・・はぁ・・・」
「やっとイッてくれたね」
ヒスイの腰を引き寄せる一方で、コハクJr.も腰を突き出し。
粘つく子宮口を亀頭で探り、種付け準備に入った。
「あ・・・んッ・・・!!」
悦び感じたヒスイが、ビクビクと震える。
その時だった。
コハクJr.に向け、鋭利な何かが投げつけられた。金属製のフォークだ。※食器棚から拝借※
それは、コハクJr.の頬を掠め、木の壁に突き刺さった。
「やあ、随分と遅い到着だね」
「自分が何してるのか、わかってる?」
オリジナルのコハクが、物凄い剣幕でベッドに近付いてくる。
コハクJr.はペニスバンドの魔法を解き、ヒスイから離れ。
「この続きはまたね、ヒスイ」と、言い残し、窓から姿を消した――
「はぁっ・・・はぁっ・・・」
ベッドに残されたヒスイ・・・意識はあるものの、カラダから快楽が抜けず、動けない。
二本のペニスで歪に拡がった膣口から流れ出す愛液も止まらずにいた。
「・・・・・・」(無事・・・と言えるのかな・・・これは)
分身を使うと、本当にロクなことにならない。
今すぐ追いかけないと、後々面倒なのはわかっているが・・・
ヒスイをこのままにはしておけない。
「ヒスイ」
名前を呼び、ベッドに上がり込むコハク。
「んぅ?おにいちゃ・・・?あ・・・」
うつ伏せの状態から、仰向けへと戻し。
「ん・・・」
舌先で柔らかな唇をくすぐって。
それから、ゆっくりと唇を重ね合わせる・・・
コハクは、キスを続けながらベルトを外し、慣れた手つきでペニスを出すと、ヒスイの両脚を抱え上げた。
クチ・・・、型崩れしている膣口に先端を食ませ。
グプグプグプ・・・!!そこから一気に沈めた。
「あ」「あ」「あ」
濡れた膣襞を早速ペニスに絡み付かせ、ヒスイが悦びの声を上げる。
「あ・・・おにいちゃ・・・!!」
ズッ、ズッ、コハクが腰を動かし始める・・・
ヒスイの額や頬、目元に優しく口づけながら「ちゃんと最後までしようね」と、言い聞かせた。
「あッ!あッ!あッ!」(おにいちゃ・・・の・・・やっぱり・・・きもちい・・・)
ギシギシ、コハクの力で鳴るベッド。
ぬぢゅぬぢゅと、絶え間なく続く、摩擦音。
ちゅっ、ちゅっ、甘いキスの音も途切れない。
「ふぁ・・・おにい・・・」
ヒスイの瞳にキラキラと、ハートの光が降り注ぐ。
それはとても眩しくて。薄目を開けているのがやっとだった。
「あッ・・・うぅんッ!!」
「よしよし、いい子だね」
もっと気持ち良くしてあげる――キスの合間にそう囁き。コハクは律動を深めた。
「っあッ!!あッあッ!!あぁ・・・ッ!!」
ヒスイの膣内で様変わりするペニス。
もともと硬かったが、より彫深く、逞しく、雄の気配がするものへ。
「あッ・・・あぁ・・・んッ!!」
それを嵌められる膣が興奮し、気分もいっそう淫らになってゆく・・・
「好きだよ、ヒスイ」
「おにいちゃ・・・わたしも・・・ん・・・」
コハクの肩に掴まり、もう一度唇を重ねる。
「ん・・・はぁ・・・」
コハク主導の濃厚キスで、唾液の渡しを作りながら。
シーツに膝を開き倒し、上を向かせた膣に激しいピストンを受けるヒスイ。
深く腰を落としたコハクに子宮を愛され。
「あ゛ッ!あ゛ッ!あー・・・!!」
それは嬉しそうに、喘いでいた。