World Joker/Side-B
35話 官能エスコート
同日、夜―。 「全部吸い出せばいい訳ね、うん、わかった」 携帯で話しながら、廊下を歩くコハク。相手は無論、アクアである。 「ママのおっぱい飲めるなんて、サイコーじゃん」 アクアも混ざりたい〜などと、際どい冗談を言う。 コハクは濡れた髪を拭きながら苦笑した。 腰にタオルを巻いただけの軽装。シャワーを浴びて、夫婦の部屋へ向かう途中なのだ。 「まあ、このままだと制服のサイズも合わないし。今夜いただくとするよ」 「制服?って、あれぇ〜?潜入捜査の〜?」と、アクア。 エクソシストの寮に住み込んでいるだけあって、なかなかの情報通だ。 ヒスイもまた、メンバーに選ばれているのだ。この手の任務は昔から多い。 「セレちゃん、今回マジっぽいね〜、どしたの〜?」 「取るか、取られるか、だからね」 コハクは含みのある言い方をして、「じゃあ、また」と、電話を切った。 とにかく今は、ヒスイとのエッチが最優先である。 ※性描写カット 「僕は、この大きさが一番好きだよ」