World Joker/Side-B

59話 音響エロス



「・・・・・・」(それにしても・・・)

引き続き、コハク。

ヒスイの羽根が一回り小さくなっているのが、気になる。

じっとコハクが見ていると。ヒスイはセレへの攻撃を止め。

「お兄ちゃん、あのね、実は・・・」

自分から、監獄内での出来事を話し出した。

喉が渇いてしまったこと。

血液キャンディをなくしてしまったこと。

「・・・で、途中から記憶がなくなっちゃって。まーくんが助けてくれたの」

「そう」と、コハク。続けてマーキュリーに礼を述べる。

「ありがとう」

「いえ」

マーキュリーはいつもと変わらぬ、優等生の笑顔で応え。

「ベッド、使ってください。僕は少し外の様子を見てきます」

「建物からは、出ないようにね」

「はい」

 

監獄には、ヒスイと、手錠で繋がれた男が2人残った。

「・・・・・・」

(リヴァイアサンを呼び込むのは、どっちの“嫉妬”やら)

やれやれ、と。コハクは、嘲笑混じりの溜息。そのあと。

「もう遅いし、寝ようか」と、ヒスイに話しかけた。

ところが。「全然眠くない」との答え。

ヒスイが眠れない・・・とは、大事だ。本人も首を傾げている。

いつもなら、とっくに熟睡している時間だというのに。

(睡眠不足は、美容にも健康にも良くない。さて、どうするか・・・って、決まってるけど)

ヒスイを寝かしつけるには、セックスが一番なのだ。とはいえ。

鎖の先にはセレがいる。

「・・・・・・」(こればかりは仕方ないか。ヒスイに慣れてもらうしか・・・)


※性描写カット 

 
ページのトップへ戻る